起き上がる事ができない理由

うつ病の症状は人による違いが大きいのですが、中には朝布団から出ようとしても体が動かず、起き上がれなくなる事があります。

目は覚めているのですが、体が全く言う事を聞いてくれないので、起きたくても起き上がれないのです。

なぜ起き上がれなくなるのか?

うつ病にも発症してからの時期によって症状は変わってきます。

急性期、回復期、再発予防期という見方が一般的ですが、他にも急性期の次に極期という時期が来る事があります。

この時はまさにどん底状態となってしまうので、何をするにも意欲が低下しているので、倦怠感しかありません。

ここに睡眠障害での寝不足や食欲低下でほとんど食事をしていないから、力が出ず、朝起きようと思っても起き上がれなくなってしまうのです。

まさにぐったりという表現がピッタリです。

とにかく体が動かないので、自分でもどうしようもありません。

しかし周囲から見るとただ怠けているようにしか見えない事もあって、そういう誤解がストレス大きくしてしまい、症状が悪化しやすいのです。

うつ病の兆候として現れる場合

既にうつ病になっていて、時期によるどん底状態で起き上がれなくなる事もありますが、まだ自分がうつ病と気づいていないのに、ある日突然、朝起きようと思っても体が動かず起き上がれなくなってしまう事があります。

この場合特に病気などもなく、昨日まで平気だったという場合は、もしかしたらうつ病の症状により起き上がれなくなっている可能性があります。

起き上がれない状態が2週間異常続く場合は、うつ病の可能性が高いので、一度病院で診てもらう事をおすすめします。

この状態になっても決して怠けているわけではないのですが、うつ病の人に多く見られる傾向として、朝は体が動かないのに、夕方になると元気になるというのがあります。

朝はぐったりしていて体が言う事を聞かなかったのに、夕方から夜には完全復活しているので、これを見た人が怠けていると誤解してしまう事があります。

起き上がれない原因がうつ病から来ている場合は、怠けているのではありません。

ストレスにより自律神経や体のいろいろなバランスや調整機能が乱れているので、体が言う事を聞いてくれないのです。

怠けているのとは違いますから、思い込みでうつ病患者を責めるような事は言わないようにしてください。

極期で起き上がれない日が続いても、きちんと治療を進めていると、徐々に回復期に向かいますので、一進一退を繰り返しますが、少しずつ回復に向かう可能性は期待できます。

 
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